なるべく、中学生の方でもわかっていただけるよう、できる限り、簡単な言葉で説明いたします。
ニキビの最初の病変(症状)は、毛穴がつまることで、なぜつまるかというと、皮脂腺 (顔の皮膚を乾燥させないため、毛穴の下にある組織で、皮脂を産生する) から毛穴に分泌された油(皮脂)が、紫外線や睡眠不足で酸化される (リンゴを切ったとき塩水につけないと、切った面が、赤→→黄色→→茶色と変色し、最後には真っ黒になる、その黒くなるのが酸化されるという事なのです) と、そのときの酸化レベルが、リンゴを切ったときの面が真っ黒になるくらいのレベルだと、そのまま顔皮膚に分泌されると、顔皮膚が凄く荒れるので、脳のコンピューターが、酸化レベルのひどい油を毛穴から分泌させないために、毛穴の開口部を閉じて(閉鎖して)、出ささないようにしようとするのです。
具体的には (実績の顔の毛穴では) 毛孔表面の角質を厚くして、(ドーナツの穴をふさごうと) 油が出ないように働くのです。
なぜ、リン酸ビタミンCが、ニキビの第一症状(病変)の、毛孔異常角化を治せるのか、というと、
今まで話したように、脳のコンピューターが毛穴から悪い油が出ようとすると、それを察知して(すぐに気付いて)悪い油を出さないように、毛穴開口部を閉じようとするのです。
悪い (酸化レベルが真っ黒の) 油、つまり酸化レベルの悪い皮脂だから閉じようとするので、それを、リン酸ビタミンCを毎日ぬっていると、リン酸ビタミンCの強力な抗酸化作用で、必ず真っ黒な油は、茶色→→ 黄色→→新鮮な透明の油、と改善されていくのです。
その証拠に、日本中のコンビニやスーパーや、自動販売機の、お茶、烏龍茶、麦茶、ひげ茶、ルイボスティー、コーヒー、紅茶のペットボトル、缶の裏側の成分表示には、必ず抗酸化剤として、ビタミンCが表示されています。
いまどき、買ったペットボトル飲料や缶コーヒーの味がしぶかったり、変質してた、なんて体験、した事ございますか?もし、そんな事が起こったら、製造飲料メーカーには大問題になります。
そんな事を起こさせないビタミンCですから、顔の毛穴の酸化レベルの悪い油(過酸化脂質)も、確実に強力な抗酸化作用で、正常な皮脂に戻せるので、ニキビ最初の症状の毛孔異常角化も、確実に、完全に治してくれるのです。リン酸ビタミンCが、地球上でもっとも、皮膚および皮膚内の悪いレベルの過酸化脂質(切ったリンゴの面の黒くなった部分、リンゴのはポリフェノールの酸化ですが、皮膚では、皮膚脂肪、すなわち皮脂です。)を、最も安全に、そして最も強い抗酸化作用で、正常皮脂に戻せるのです。
毛穴の皮脂がきれいな皮脂に戻れば、脳のコンピューターは、毛穴を閉じさせる必要がなくなるので、毛穴を詰まらせる指令をストップいたします。だから毛孔異常角化が、確実に100%改善するのです。
これを、実際の臨床写真とマイクロスコープで、院長池野は証明して、何度も全米皮膚科学会に発表して、マイアミ大学皮膚科との共同論文につながったのです。
だから、どのようなタイプのニキビも、絶対確実に、治る、というよりも、治ってしまうのです。
当院、何万人の患者さまだけが、この事をご存知なのです。
ケミカルピーリングや、レーザーや、保険外用剤のBPO、DF、それらの混合剤では、たとえ、一部だけ、毛穴のつまりや、閉塞毛穴を取り除けても、抗酸化作用がゼロなので、数日後には、どんどん毛穴がつまってくるのです。
イソトレチノインの内服は、根本原因の皮脂の酸化、過酸化脂質の改善には、何の効果もありませんが、器械的に毛孔異常角化のみ改善するので、内服しているときはよろしいですが、やめればすぐに、ニキビが再発するのと、
悪い皮脂が作られ続くのに、毛穴が閉塞できないから、ニキビはできなくても、顔のかぶれが年々出やすくなるでしょう。
ピルだけは、神様が創ったエストロゲンという素晴らしい女性ホルモンを、結果的に、その女性のホルモンバランスにある程度近づけて、男性ホルモンより優位にするので、完治とまではいきませんが、ある程度、いい状態に保てるでしょう。
今まで説明させて頂いたニキビのメカニズムが、真実かどうかは、ニキビに、リン酸ビタミンCローションと、欧米ダラシンローションとを二週間、指定量をぬり続ければ、はっきりわかるでしょう。治療前と2週間後で携帯で、同じ部位を写真に撮ってれば、最悪数や見た目の変化がなくても、治療前のニキビがなくなり、又は小さくなり、(ただ)新しいニキビが出ているのが、わかれば、治っていく証明になります。なぜなら、最低4ヶ月ぬり続けなけれざ、新しいニキビの原因の過酸化脂質(リンゴの茶色、黒の部分)が、ゼロにならないからです。
逆にいえば、4ヶ月、指定量をぬり続けられれば、軽症、中等度のニキビならほぼ完治、重症のニキビでも、半分から3分の1に減るでしょう。
ピーリングも、ポテンザも、ダーマペンも、ハイフも、フォトダイナミックも、アクネスも、ニキビを完治できません。なぜなら、根本原因の悪化した過酸化脂質を正常皮脂に戻す作用が、どのレーザ-・治療法にもゼロだからです。当然、これらのレーザーでの完治証明論文は、世界中でゼロですし、1年間安定したという論文さえも、地球上に存在いたしません。これらは、各レーザー会社も認めていらっしゃいます。
ニキビ跡の赤みだけは、Vビームで一時的にはなおりますが、ニキビが完治しなければ、また再発し、赤くなってしまいます。当院では、当たり前ですが、ニキビの完治後なら、Vビームいたします。ただし、リン酸ビタミンCミルクや、リン酸ビタミンEローションでも、赤みが治ってしまうので、赤みにVビームを使う機会が、最近は減ってしまいました。
ご希望のニキビ患者さまには、完治患者さまの承諾を得られた豊富な(数千例の)症例写真をお見せしながら、詳細に説明いたします。
池野皮膚科形成外科クリニック