今回はちょっと皮膚科から離れて、お国柄のちがいをのべたいと思います。
何の落ち度もないのに、宿泊・飲食・エンターテイメント…が自粛を求められて、当然経営的にも苦境に追い込まれていると言う報道を目にします。
どんな素晴らしい接客、どんな素晴らしいお料理も、自粛となったら生かすことはできません。
そこへマスク?一世帯二枚? 代わりに、今、苦戦を強いられている業界に少しでも回したらいいのにね。
私、池野が所属しているアメリカの学会2つ(AAD全米皮膚科学会 ASDS 全米皮膚外科学会)では、頻繁にコロナ関連の情報を送信してくれますが、どちらもここ数日は、皮膚科医への経済的バックアップの具体策を提示してきています。
もちろん私は日本で診療活動しておりますので、その対象にはなれませんが、こういうどの業種にも応じた経済支援のしくみがあれば、日本でも、どの業種も安心して継続できるのになあと思います。
私はただの町医者なので、政治に絡む発言はするべきではないと思っていますが、日米の大きなちがいを目の当たりにして、日本の宿泊・飲食・エンターテイメント、もっと言えば芸術、これらの世界を大切にしたいと思った次第です。