カッパのさらのお話です。カッパの(あたまの)おさらではありません。
2~3日前、大阪市長松井 一郎さんと大阪府知事吉村 洋文さんお二方が、会見の中で、
吉村知事
「病院の防護服が足りません。雨カッパがあったら代用できるので、供出お願いいたします。」
松井市長
「あの、ようコンビニとか売ってるアレね。」
吉村知事
「お受けする窓口も作りますんでどうぞよろしくお願いします。」
松井市長
「どうかご協力よろしくお願いいたします、あ、「さら」でね、「さら」」
ちなみに「さら」とは関西方面で使う「新品」のことで、新車を「さらのクルマ」と
言ったりします。
雨ガッパは、純粋な医療用には遠く及ばないかもしれませんが、少なくとも医療者の皆さまを飛沫から守ることは確実にできそうです。
緊急事態のさなかでも、松井市長さんと吉村知事さんのやりとり、そのテンポが良く、「さすが大阪!役者がちがうなあ」と感じました。そう言えば関西方面の患者さまは皆さまそれぞれ「立派な役者」で、毎回話すのがとても楽しみなのでした(他の地方の言葉も大好きです)
その会見からほんの1~2日で大阪には約10万枚をこえる雨カッパが集まったそうです。そしてすぐに30万枚へ。
手作りマスクから始まり、3Dプリンタやクリアファイルで「フェイスシールド」を作る方が出たり、困ったところから新しい発想をされている方々がおられて、尊敬です。
私も見習いたいと思いました。
今日も医療者同様、リスクと共にありながらきっちり営業してくださって食の安心を提供してくださるコンビニエンスストア、スーパー、食品店、外出自粛になってからむしろより忙しくなっておられるであろう宅配会社、配送会者…皆さまに心から敬意と拍手をお送りさせていただきます。
We’ve got your back.