言葉がなくてもかけがえのない存在
「このパンデミックの自粛下、ワンちゃんネコちゃんと暮らし始める人々が増えた。ニューヨーク市の動物シェルター(保護施設)では、譲渡を待っている人がたくさんいる…」
こんなニュースに遭遇しました。譲渡を待って「行列」しているのがワンちゃんネコちゃん側ではなく、人間側だと言うことでとても幸せな気分になります。
欧米ではペットちゃんは「お店で買うもの」と言う考えは薄く、ほとんどがシェルター(保護施設)からお家に連れて帰っていっしょに暮らします。あまり展示販売はありません。ブリーダー(繁殖家さん)からお金で買う人もいますが、マニアの方々でどちらかと言うと少数派だそうです。
一度だけ、ミュンスター大学ブウム教授を訪ねた折に、動物シェルター横を通り過ぎましたが、まるで人間の小学校みたいにカラフルで芝生がキレイな「楽しそうな場所」に見えました。アジアあたりでは、人間と共生しているし、エジプトでは自由犬・自由ネコは人間のそばで食べ物をもらいながらのんびり暮らしていました。
何しろイスラム今日ではネコさまは神さまのお使いですからね…
シェルターからの子は心に傷を持った子が多いそうで、トレーナーさん(主にドッグトレーナーさん)は大忙しだそうです。でも、どこかで怖い記憶を抱えてしまい、おびえて狂暴だった子が次第に、次第に、甘えん坊に変化していく姿は胸に迫ります。そこまで至るのに、短い子も長い子もいるそうですが、根気よくおつきあいしていくと、やがて飼い主さんのベッドでお腹を出して寝たり…になっていくそうです。
もし、これからペットちゃんと暮らしてみようかな?と思う方がいらっしゃいましたら、シェルター(
保護施設)から譲り受ける、と言う方法もあることを、そしてその子の変化がかけがえのない思い出になることを、ちょっとだけ頭のスミに入れておいていただけたらうれしいです。
私事で恐縮ですが、私これまでにトータルで7猫さんと暮らしてきました。全員、道すがら、危ないところだったのでそのままウチにお迎えした子ばかりです。最年長さんは20才になります。とても可愛いですよ。