私を宇宙に連れてって
以下は、フランス人 フィリップ・クロワゾンさん(53才)のこれまでの出来事です。
2001年 離婚を理由に2回の自殺未遂
2010年 英仏海峡(通称ドーバー海峡)を泳いで横断
2012年 5大陸の海で泳ぐ
2013年 深さ34mの潜水に成功
2017年 自動車レース、ダカール・ラリーで完走
2018年 障碍児のためのパラリンピック選手養成アカデミーを創設
202?年 アメリカ民間宇宙船に搭乗、かも。
ごく普通の冒険家のようでしょう? 実はこの男性フィリップ・クロワゾンさん、
両手足すべて付け根からの10~15cmを残して、その先はすべて欠損されています。
1994年、自宅のアンテナ修理中に感電、命こそ落とさなかったものの、四肢はほぼ欠損。2001年、妻子と別れたことで、2回もの自殺を試みました。幸い未遂に終わりましたが。
長いリハビリテーションの毎日で、仲間の支えもあり、次第に「死にたい」気持ちは消え、いつしかこう思うようになられました。
「孤独の中でも助けてくれる人は必ず現れる。その時はためらわずに助けを求めるべきなのだ。」こう思えるようになってから強くなれたそうです。
英仏海峡はたくさんの方々が横断に憧れますが、フィリップさんもその一人、しかし健常者の頃はむしろ泳ぎは「不得意」だったそうです。にもかかわらず障碍者になってから目標に設定して努力、見事完泳されました。
ダカール・ラリーとはフランス・パリからアフリカ大陸セネガル・ダカールをゴール(ルートは開催年によって変わります)とする「世界一過酷」と呼ばれる有名な自動車レースです。
今から4年前、フィリップさんは健常者でも難しいこのレースを完走、ゴールの瞬間に「次は宇宙へ」と決めました。
2020年11月、民間宇宙船プロジェクトを進めるアメリカ・テスラ自動車社の創業者、イーロン・マスクさんのツイッターにメッセージを送信。イーロン・マスクさんのツイッターフォロワーは全世界に5,000万人を超えるので、当然反応は期待していませんでした。
ところが、早々にイーロン・マスクさんから「いつかあなたを宇宙船に乗せる」と約束のメッセージが。今年9月には渡米して実現の打ち合わせをする予定です。
体力は万全なフィリップさんですが、一つだけ問題があるそうで....................
..........それは..........「英語」です。
今、毎日3時間勉強されています