この中で生きていく-――被災された土地の患者さまにお見舞い申し上げます
少し前、東北で小さいけれど地震が頻発しました。地震は予測できないので、当地の皆さまが「東日本大震災再来?」と思われても自然なことです。被害はなかったかもしれないけど
その時のお気持ちにはよりそいたい、お見舞いを申し上げます。
その他にも、熱海はもちろんのこと、九州各地で水害が出ています。お家を水に流されてしまうのは、その思い出もいっしょに流されることだとうかがったことがあります。心からお見舞い申し上げます。
皆さますでにご存じと思いますが、この大雨を簡単に申しますと「気候変動により地球上の氷が解け、海に流れ出し、海面上昇が起き、増えた水分が大雨になって降りかかる」ことです。私は皮膚科医ですので常に「紫外線」から目を離すことがなく、欧米の皮膚科学会から送信されてくるメールでは、頻繁に地球環境、紫外線についての最新情報が送られていて、そのほとんどが日本では不都合な事実として報道されない…こんな経験とともにあります。
何か原因か特定するのはまだまだ難しい、したがってここでは原因については書きません。しかし実際に世界で起きていること、これから起きるであろうことについては当院の皆さまには診察の中で折にふれお伝えしていこうと思います。
ところでまもなく大きなスポーツイヴェントが始まります。私は奇しくも東京都中央区と言うところで診療活動をしていますが、近辺では早くもたくさんの海外の方々が楽しそうに歩いてそのイヴェントを楽しそうに迎えておられます。平常時ならけっこうですが、もしこれを感染と結びつけてお考えになるなら、しばらくはリモート、お薬お送りになさるのがよろしいかと思います。診療と休診は政府からのカレンダーに沿っていきます。
日本のメディアさんは素晴らしいけれども、欧米と異なりすべてのメディアさんがほぼ同一の報道をされますから、色々な意見から選び取ることができません。スマホがお手元にあるなら海外メディアの情報を手に入れられると、いくつもの意見があってくらべることができ、それだけでも安心になります。
ここ日本で生きていくのは、戦争・紛争下にはなく平和な空の下、当面は食料危機もない、ここまででかなりの幸運と思います。気候変動には全世界の方々が直面しています。情報をシェアして手を携えて乗り越えていきたいと思います。皆さまとともに歩いていきたいと思います。