「コロナ禍で失われたコドモたちの笑顔を取りもどそう」こんな思いをもとに、面白いシャボン玉をたくさん創るパフォーマンスをしている男性が関西地方にいらっしゃいます。
なかなかお出かけができないご自身のお嬢様を楽しませようと、近所の公園へ行ってシャボン玉を飛ばしていたら、その場にいた大人もコドモもみんな笑顔になったそうです。
そこで「シャボン玉はみんなを笑顔にできる」とひらめいて、以来、せっけん液の成分やシャボン玉発射装置…工夫に工夫を重ねて、今では「一度に100個以上無数のシャボン玉を飛ばす」「とても大きなシャボン玉を創る」…これらで2時間あまりのパフォーマンスを披露するまでになられています。Tiktokで拝見するとそれはもうファンタジーの世界です。
普段は普通にお仕事されている30~40代くらいの男性で、休日、可能な時、お声がかかるとお出かけになるそうです。最近はインスタグラムに「〇月〇日、□□でシャボン玉発射いたします」とお知らせされているので、関西方面の患者さまが実物をご覧になれるかもしれませんね、うらやましいです。
初めは、ただそのまま「シャボン玉おじさん」と呼ばれていらっしゃいましたが、今はちゃんと芸名をお持ちです。芸名は「石鹼田 泡男さん」さてその読み方は…?
「しゃぼた あわお」さんです。
しゃぼたさんは公園や広場、お外の広い所でおやりになるので、密接にもなりませんし、今なら熱中症さえ気をつけていれば、比較的安全なので、たいへん人気だそうです。
あくまでも「みんなを笑顔に」が目的のボランティアでやっておられますので、出演料や材料代等のご請求はゼロ、交通費だけ受け取っておられるそうです。しゃぼたさん、素晴らしい方ですね。 しかし「無償でやっていると皆さん遠慮されて2回目のお呼びがかからない」これがしゃぼたさんのお悩みだそうです。何とか出演料と交通費、特別にお弁当も用意しますから、しゃぼた あわおさん、東京にも来ていただけないものでしょうか?
シャボン玉には心なごませる効果があるらしく、日本中に愛好家さんがいらっしゃるそうで、しゃぼたさんも研究の途中では何度も愛好家さんと相談されたそうです。少ない材料であんなファンタジーを創りだせるのはステキ、この年になってもつい、透明できれいな球体が飛ぶ様子を見たくなります。
しゃぼたさんと並べて不遜ですが、当院の氷柱( 0813HP メッセ参照参照)、これに年齢性別問わず皆さまがそれぞれにお喜びいただきました。お小さい方はテンション高く、大人の方には「氷は…あんなにキレイなんですね…」遠い目をしておっしゃる方々が多数。国内、海外の美しいモノを見る機会が少なくなっていますからなおさらかと思います。残念なことに、「美しい…」と感じるはずの脳は、同じものでもデジタル画面では活動しないそうですから。実物でないと。
ところで「シャボン玉」と言うそれはそれは可愛らしい童謡があります。お小さいときに皆さま歌ったことがおありかもしれません。この歌の背景には、100年ほど前、この詩をお創りになった詩人 野口 雨情(のぐち うじょう)さんの物語があります。
このお話しは、またの機会に。