音楽、演劇、美術、映画、文学…あなた様にはぜひ良いものを。
東京は3月中旬に早くも開花宣言が出てしまい、その後満開、4/11(現在)はすっかり葉桜になっています。今、東北地方の患者さま方がお花見(実に4年ぶり)をお楽しみだそうです。あなた様のご当地は今どんな植物が咲き誇っているでしょうか?
春になり、山の樹木が一斉に芽吹いたり、花が咲くことを遠景から描写する言葉で、
「山笑う」と言う言葉があります。冬の間、地中の根をひたすら守り伸ばし、春が来てようやく地上の新芽や花を咲かせる、山の悦び(喜び)がとても良く伝わる、私も好きな言葉です。一方では花粉がたくさん飛んでいるので、花粉症やアレルギー(当然皮膚にも影響します)にお困りの方々にはお見舞い申し上げます。
今、世の中はITのおかげで、あらゆる面がどんどん便利になっていて、誰もがその恩恵に浴す、とても良い時代になりました。業務や家事…これまでの所要時間が短縮されつつありますから、それぞれお好きなことにお使いになれる余裕のお時間が生まれるかと思います。
さて、もし余裕のお時間を持てるようになったら、「名作」と呼ばれる映画、演劇、音楽…こういったものにふれてごらんになってはいかがでしょうか?今ではようやくコロナ禍規制も解けて、各地で音楽、演劇のライブが行われるようになりました。ライブは今ここで、会場全体が一つになり、演者さんたちがあなた様を異世界へいざなってくれます。「推し」活動も楽しそうですね。
もしも、お家にご高齢者さまとかがおられて「不在にできない、ライブに行けない」そんな方々には「文学」はいかがでしょうか?どの分野(ジャンル)でも、そのストーリーの中では自分以外の人生を追経験して味わうことができます。
「名作」「古典」と呼ばれるものは、その内容が人間の本質をとらえ、その上で何かを強く語る、このことで何十年、何百年と語りつがれてきています。長年たくさんの方々が素晴らしいと感じたからこそ「古典」として今も活き活きと存在している訳です。
可能な場所の書店へお出かけになり、あるいはネットで書籍を、特に岩波文庫は名作が多いのでよろしかったらぜひどうぞ。しかも文庫本なら安価(とは言え最近は1,000円を超える文庫本も出てきました)です。
本物の、才能に恵まれた、または鍛えられたプロが提供してくれる人間らしい世界は、ITに負けないくらいを豊かな時間をくれると思います。IT、AI…私たち人間はこれらに「ふりまわされることなく」、これらを「使いこなして」、その結果得た時間を使って、AIやChatGPTには到底マネできそうにない芸術の魅力、その恩恵に浴してみてはいかがでしょうか?
あなた様のご存じなかった世界感があり、現世の見え方が変わるかもしれません。
もちろん良い方向に変わることを心から願っています。よろしかったらぜひどうぞ。